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(社)日本家政学会家族関係学部会

一般社団法人日本家政学会家族関係学部会は、1977年から3年半に及ぶ準備期間を経て1980年6月に日本家政学会の専門部会として設立されました。現在の会員数は約200名です。
  家政学は、生活者のウェルビーイングの実現を目的とし、衣、食、住、生活経営、児童、家族など、多様な切り口から人間の生活について研究する実践科学です。家政学の一分野としての家族関係学は、家族に関する諸問題を研究対象とし、集団としての家族が、また、生活者としての個人が、よりよく生きるための条件を、人間関係のあり方や、家族と個人を取り巻く生活環境の諸側面とかかわらせて探求する学問です。研究方法としては、社会学、心理学、法律学、歴史学、人口学など、隣接科学の成果や方法からも学びつつ、家族に関する諸問題に対して学際的にアプローチすることを特徴としています。
   部会の主な活動は、年1回の家族関係学セミナー開催と部会誌『家族関係学』の刊行です。家族関係学セミナーは、シンポジウムと会員の自由報告で構成されています。
  また2018年10月には、本部会員が中心となり編集、執筆を行った『現代家族を読み解く12章』(日本家政学会編、丸善出版)を出版し、版を重ねています。
  家族関係学部会は、2006年から韓国家族関係学会(KAFR)との国際学術交流を行っています。定期的にセミナー、学術大会のシンポジウムに互いの会員を招聘して学術交流を行い、その内容を部会誌で紹介するなど、国際交流の成果を世に問う活動も行っています。
   グローバル化や情報化が進展し、激しく変化する現代社会の中で生きる人々の、家族にかかわる諸問題に対して、学際性と実践性を旨とする家族関係学の立場から、行政やNPO等と連携した実践活動や、家族関係学からの提言を発信しています。
  家族に関する研究や多様な実践活動にかかわられている方々の入会を歓迎いたします。

(入会をご希望の方は、「入会案内」http://kazokukankeigaku.jp/contents/nyukai.html#をご覧ください。)